「優待タダ取り」が一種の錬金術であり、多数の投資家が取り合うため、ますます激しくなってきました。USCPAInvestorさんみたいの弱小な投資家が、資金繰りにかなり苦労しても、ほしい優待がなかなか取れませんでした。
「低コストで、如何に利回りが良い優待を取る」戦略を練らなければならないと思い、今回の「かきあつめ戦略」を紹介したいと思います。
優待タダ取り
信用売りと現物買いの相対取引で、ノーリスク且つ低コストで株主優待を取ることです。制度信用の逆日歩のリスクを回避するため、一般信用売りが多く利用されます。
一般信用売りが可能な証券会社
SBI証券、楽天証券、カブコム証券、GMOクリック証券、松井証券等が一般的に利用されています。今回のかきあつめ戦略はSBI証券を利用して、説明します。
かきあつめ戦略
USCPAInvestorさんの造語です。SBI証券の「アクティブ手数料プラン」を利用して、株価が1,000円以下(100単位であれば取引金額は10万円以下)の優待銘柄を、一日一銘柄「優待タダ取り」し続ける戦略と意味します
SBI証券の「アクティブ手数料プラン」
SBI証券の「アクティブ手数料プラン」は以下のように設定されています。要するに、現物また信用取引の一日約定代金がそれぞれ10万まで、手数料は0円です。
- 現物取引手数料(左)+信用取引手数料(右)
かきあつめコスト
「優待タダ取り」取引のコストが、一般的に下記のように算定されます:
一般コスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(日数分)
ただし、 SBI証券の「アクティブ手数料プラン」 を利用すると、
かきあつめコスト=0+0+貸株料(日数分)
株価が999円と想定する場合、一日の貸株料が約10円と算定される。
つまり、現物買い手数料と信用売り手数料が0円となっている「アクティブ手数料プラン」を利用することによって、わずかの貸株料(日数分)のみで、気に入る優待を手に入れることが出来ました。
(注:上記コストの計算には、配当金差額などを含まない。)
かきあつめリスト
2019年3月8日時点(貸株日数:20日)は、SBI証券では取得可能な「かきあつめ」銘柄リストが下記となりました。
コード | 銘柄 | 株価 | 優待品 |
3167 | TOKAIホールディングス | 925 | 1000円相当の水等 |
4977 | 新田ゼラチン | 711 | 1000円自社商品(健康食品等) |
5185 | フコク | 864 | 新潟県小国町産(棚田米)コシヒカリ2kg |
5976 | 高周波熱錬 | 894 | 1000円相当クオカード |
3023 | ラサ商事 | 884 | 500円相当クオカード |
7256 | 河西工業 | 921 | 1000円相当クオカード |
7280 | ミツバ | 702 | 群馬県産品 |
8818 | 京阪神ビルディング | 924 | 500円相当クオカード |
8935 | エフ・ジェー・ネクスト | 906 | 1,500円相当のカタログギフト |
9324 | 安田倉庫 | 908 | おこめ券 2kg分 |
9405 | 朝日放送グループホールディングス | 786 | 500円相当クオカード |
9997 | ベルーナ | 914 | 1000円相当ワイン等 |
(注:USCPAInvestorさんが取得済)
ぜひ、「かきあつめ」戦略にチャレンジしてみたら、いかがでしょうか!
Thank you for teach me how to dance.
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